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Unityでインディゲーム道!

プログラム、Unity初心者がインディゲーム制作を目指して日々思うことなどを書き綴ります。

“けものフレンズ”と“動物化するポストモダン” <序章> 『セカイ系との完全なる決別』を描く物語なのか?

GEEKネタ

 

本ブログの趣向(Unityでのゲーム制作)からは逸れますが、元はソシャゲ、ということでご容赦ください!溶けかけた脳で書いた、評論風感想です!  ゲーム的論点などは一切ないです! 

  

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公式サイトより引用 

  

思い浮かんだ一冊の本

出遅れましたが、ちゃんと5話まで見ました。

ネットでも一部で言及されていますが、自分が“けものフレンズ”を取り巻く騒動を知って思い浮かんだのは、動物化するポストモダンという本です。なので、これから再読して、実際けものフレンズと照らし合わせる、という考察をしてみたいと考えてます。 

 

この本を最初に読んだのはもう10年近く前になるので、もうほとんど忘れてますね。

今の自分がどう思うのか、と楽しみではあります。

すごーい!たーのしー!と連呼するフレンズ達はまさに動物化そのものかもしれませんが、思うにこの状況、あるいはけものフレンズで語られる物語というのは、実は動物化するポストモダンで言及されたことの先にあるものなのではないか?と私は考えています。 

ということで、序章と題して現時点での“けものフレンズ”への自分の考えを簡単にまとめたいと思います。 

 

 

けものフレンズの懐の深さ

このアニメは本当に凄いんじゃないだろうか?と思い始めてます。

最初CGを見てズッコケそうになりましたけどね。 

 

けものフレンズは深夜萌えアニメの皮を被った大きな物語、かもしれません。

 

大きな物語とは、神話、道徳、哲学やら宗教等で語られる、民族であるとか国家とか文明社会、人間のコミュニティを支えるベースとなる共同幻想です。しかし、ポストモダンにおいてはそれらは忌避され、馬鹿にされ、人々の感性は即物的なものになっていく。みたいなことらしいです。まぁ今の現代人を見ればわかることですよね。ただただ生きている、死んでないだけ、という状態。

 

とまぁ、自分でもよくわからない難しい言葉を並べてもしょうがないのですけど。

けものフレンズは一言で言うなら『懐の深いアニメ』だと思います。

子供もオッサンも見れるということも含めて。

 

 

けものフレンズはポストセカイ系? 衒学的、の対極。

ここから後半どう展開するか?ということがありますが、萌えアニメでも大きな物語が出来ることを証明するかもしれません。 

元は動物を美少女擬人化したソシャゲらしいですね。それをアニメ化するとなれば、普通に考えて、それはおそらく萌えアニメなはずです。

 

現時点ではうろ覚えですが、動物化するポストモダンでは萌えアニメは、まさしくオタクによるキャラ、記号消費に特化したものだという言及があったと思います。だとするなら、萌えアニメで『大きい物語』を語ることは基本的には不可能なはずです。  

萌えキャラにおけるデザイン、キャラの行動すらも記号であり、それは単に消費されるためのものであるから、うんぬん。

 

セカイ系といえば、とりあえずエヴァであり、エヴァ衒学的です。

小難しい言葉を並び立てることで現実から逃避しようとするのが、エヴァです。

自己の閉じた精神世界を『セカイ』そのものに見立てます。

なのでいくら複雑な 設定がなされていても、考察という行為ははもう自慰でしかないんですよね。それはそれで楽しいんですけども。

 

しかし、けものフレンズはそれをすごーい!たーのしー!というパワーワードで一蹴します。考察は出来ますけど、してもしょうがないというか、けものフレンズは明確なテーマがあるので、それについて各々勝手に考えればいいんじゃないかって感じです。

 

人間は、一体どんな動物なんだろう?と。

 

 

考察してもいいし、身を委ねてもいい

変にひねってなければ、主人公のカバンは人間であると考えるのが自然でしょう。

しかし記憶喪失で自分が何者であるか、わからない。これはまさに規範なきポストモダンの世の中を生きる、私達現代人そのものかもしれない。

けものフレンズとは主人公が自分が何の動物なのか?を知るための冒険であり、それは人間とはどこから来てどこへ行くのか?という哲学における根源たる問いに他ならないわけです。 

 

それを言葉ではなく、フレンズ達とのやり取りで表現するのがすごいですよね。

 

これを萌えアニメの文脈でやってしまったのは驚異的だと思います。

萌えアニメはキャラ消費のためのものにすぎないはずなのに、です。 

 

とりあえずこんな感じですかねー。たーのしー!!

 

 

まとめ

というわけでいろいろ書いてみましたが、アニメ自体はこれから後半に入るところなので、ここからどうなるか?という感じですね。

 

尻すぼみになってしまうかもしれないし、三流SFになるかもしれない。はたまたハードSFな流れになるのかも・・・。

そういう意味で楽しみではありますね。10年代の名作になるかもしれません。

 

 

※最終回に向けて、また少し書きました。 

unity-indie-dou.hatenablog.com